『Candle Chant ( A Tribute )』 DJ KRUSH feat. Boss the MC
8年前の今日、あるラッパーが癌で亡くなりました。
享年24歳。
名前はラフラ・ジャクソン(a.k.a A-TWICE)。
この曲は若くして亡くなった彼のためにDJ KRUSHとTHA BLUE HERBのBoss the MCが捧げたものです。
アコースティックギターの美しくて物悲しい旋律とシンプルなビートに、
Boss the MCのラップが乗り、素晴らしい曲になっています。
間違いなくヒップホップ史上最高のレクイエムだと断言できます。
この曲が収録されたアルバムは7年前に発売されました。
いつも聴いているわけではありませんが、ふとした時に聴いてます。
高校生3年生の時から聴いているのに、
気がつくと、私はもう彼が亡くなった歳を越えていました。
それだけの月日が経っていても、この曲を聴くたびに会ったこともない彼のことを思い出し、
本を読んで知った彼の人生に思いをはせます。
そして、これからの自分について考えます。
単純な曲の良さもありますが、人生について考えるきっかけになる大切な曲です。
最後に一番好きな箇所だけ引用します。
真実には必ず続きがある
現実には別れるのを覚悟の上でオレたちは出会う
名残惜しさは見方をかえればあたたかい
旅立つ者を忘却の彼方には決してわたさない
何もなかったような時のはざ間に
理由はどうであれ残った方は大事に生きていかなくちゃならない
漸-ZEN- | |
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『Candle Chant ( A Tribute )』やラフラ・ジャクソンについては下記のブログでも取り上げられています。