154.『のための文章術』 永江 朗 NHK出版


<不良>のための文章術 (NHKブックス)<不良>のための文章術 (NHKブックス)
永江 朗

NHK出版 2004-06-24
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目次

1 「不良」になるための心がまえ(「不良の文章」ができるまで
投稿上手とプロはここが違う ほか)
2 本の紹介文を書こう(『窓ぎわのトットちゃん』を例に(切り口を考える
地図的感覚と年表的感覚
文章をどう読みやすくするか)
『帝国』を例に(「むずかしい本」を紹介するには
補助線を導入する
読者層と文章の関係
若者向け雑誌の原則) ほか)
3 取材して書く(グルメ記事を書くための鉄則
B級グルメ篇「とんかつ屋」を書く―味覚をどう表現するか ほか)
4 コラム・エッセイを書く(「モノ」コラム―自由作文型への取りくみ方
辛口人物評―課題作文型への取りくみ方)


メモ

  • 文章を書くときは、たった一人に向けて書けばいいのです。問題は、その「たった一人」をどのようなたった一人にするか、です。(中略)そこでお勧めするのは、具体的な誰かを思い浮かべ、その人に向けて書くようなつもりになることです
  • たくさんの論点を書き込むよりも、少ない論点をていねいに展開する、というのが原則です。文章を削るときも、あちこちから少しずつ削って全体を縮めるより、一つの段落、一つのブロックを思い切って削ってしまった方がおもしろくなります
  • 名もなく権威もない人の感想など、一般の読者にとってはそれほど意味はありません。それよりもどんな本なのかが知りたい
  • お金になる文章を書くということは、一種のサービス業であり代行業です。(中略)普通の人が嫌がることやできないことを、代わって行うのがサービス業です。難解そうで、分厚くて、値段も高い本ほど、紹介文の書き甲斐があるというものです

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