159.『希望の国のエクソダス』 村上龍 文藝春秋


希望の国のエクソダス (文春文庫)希望の国のエクソダス (文春文庫)
村上 龍

文藝春秋 2002-05
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メモ

  • 海外からの視点というのはこの国で現実味がない
  • 要するに、誰を真似すればいいのか、みたいなことがまったくわからなくなってしまっているわけです

一言

久々の村上龍作品。ある日から、日本の中学生の集団不登校が始まる。学生たちのネットワークはメディア、世界経済を巻き込んで成長していく。学生たちが求めるものとは、そして日本はどうなっていくのか。というような話。
村上龍にしては暴力も性描写も少ないので読みやすいかも。ふらふらしている間にどんどん世界から取り残されている日本で何ができるのか、考えさせられました。