プレジデント 2007.10.29号


特集『年収2000万の勉強法』より


ソニー 中鉢良治社長兼エレクトロニクスCEO
知識とは、情報を繋げていく連結点のこと。つまり、学びとは、連結点を増やしていく行為。
いかに情報やアイデアを拡張していけるかが必須能力。
手間ひまかけて、あらゆる情報を集め、咀嚼し、自分のものにする。


新日本石油 渡文明会長
いろいろな要素がリーダーシップには要求されるが、人間的魅力がないと誰もついてこない。
最近のビジネスマンに欠けているのが「礼節」。
敬う気持ちの奥にあるもの、つまり、自分の能力や置かれた状況を把握し、不足を知る。
そこから学びが始まり、先輩を敬う気持ちも生まれる。謙虚になる。


・年収1,500万円以上のビジネスパーソンを対象の調査より、「何を学ぶべきか」について

  1. コミュニケーション
  2. 思想・哲学
  3. 歴史・古典
  4. マーケティング
  5. リーダーシップ論


・ビジネス基礎力三科目

  1. 財務・金融(特に会計)
  2. 英語
  3. ITスキル


・マトリクス計画表
まず、目標を明確に定める。次に、最短距離で目標達成するための方法を考える。
そして、その方法を時間割にまとめ、スケジュールに従う。
時間割を作る前に24時間の中から勉強時間を天引きすることがカギ。


黄金の五分間復習法
勉強時間をひとこま1時間に区切り、50分勉強して、5分間ポイントを自問自答する。
思い出せない内容を再勉強する。
勉強した日の就寝前に再度見直す。
次に同じテキストを勉強する際に、前々回にやった内容も復習する。
→定着率を上げる。


・優先順位をつける
限られた時間の中で最高のパフォーマンスを生み出すためには、
優先順位の低い勉強項目は、自分の専門分野の足固めができてから手をつけるべき。


・勉強時間早見表
平日1日30分の勉強→1年で120時間
土日1日30分の勉強→1年で48時間
合計で168時間
たった30分の勉強でも積み重ねればこれだけできる