4.『男の品格』 川北義則 PHP
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誰もが歳をとる。歳をとるとは車でいえば古くなっていくことだ。
しかし、同じ古い車でもクラシックカーとして評価される車もあれば、
単なるくたびれた中古車として誰からも振り向かれない車とがある。
同じ古くなるなら、誰だってクラシックカーのようになりたいと思うはずだ。
映画評論家は講釈を披瀝する人が多いが、
淀川さんは講釈抜きで、いきなりクライマックスの高揚した
ドキドキ感を教えてくれたのだ。
講釈じゃなくておもしろさを教えてほしいと思うのは映画に限らず。
男はなかなかこれができないと思う。
理屈に惹かれる人はいないだろう。
伊集院静の発言から
「私はもうとにかく品性。
それを確立させれば、あとは何をしてもいいと思っている。
品性って何かっていうと、
目の前にあるものを取りに行かないことなんだ。
今は物がたくさんあるけど、
すぐに手を出すからおかしいことになる」
自分の幸せを求めず、女房、子供はじめ、
自分の周囲の人間、自分と関わりをもった人間が
ハッピーになるのを手助けする……
そういう生き方こそが、
本当の男の生き方のように思えるのだ。
人は人、自分は自分と割り切って、
人がどうあれ、世界がどうあれ、
自分は楽しく幸福に生きるぞと決めて、
その通りに生きていればいいのだ。
(中略)
人生は楽しんだほうが勝ちなのだ。
「不良であること七箇条」
- 自由でヤンチャで無頼なる者をいう。
- 文化的素養を持つ者でなけれればならない。
- お洒落で我がスタイルを持っていなければならない。
- 色香を持ち、女にうっとりもされなければならない。
- 「破滅性」をはらんでいる者のことをいう。
- 「少年っぽさ」を持ち続ける者のことをいう。
- 都会的で優しさを持ち合わせていなければならない。