生まれたときから当たり前のようにウェブを使う世代


昼間にパソコンをいじっていると、
息子(三歳)がしょっちゅう覗いてくる。
いつもはブログを見たり、書いたりしてるだけなので、
ほとんど興味を示さないで、すぐ飽きておもちゃで遊びに行ってしまう。


ところが、たまたま「仮面ライダー電王」の動画を
ユーチューブで観ているところを見つかってしまった。
息子に催促されるがまま、本編の一部からデパートでのショー、
MADムービーに至るまで小一時間観るはめになり、
それから日中はパソコンを開けなくなってしまった。


個人的にはほとほと迷惑なのだけれど、
世代によるウェブとの接し方を考えるときに、
ちょっとおもしろい出来事だな、と後から思った。


例の日以来、息子の認識の中で、パソコンの存在が
「文字がたくさん出てくるテレビのようなもの」から
「好きな時に好きな映像を観ることができるもの」に変わった。
つまり、息子は三歳にして、ウェブを通せば
観たいもの・知りたいものはある程度手に入るということを感覚的に理解したのだ。


生まれた時から大量の情報にアクセスすることができ、
それを自分の志向性で選ぶことができるというのは、
脳の使い方に大きな影響を与えると思う。


どういう影響を与えるかについては、
本人の志向性に因るところが大きいのは間違いないのだけれど、
それ以上に親がウェブや人間、そして人生に対する姿勢が関わってくる。
だから、ウェブ時代をゆく人間として、親として、
オプティミズムを意識しなければならないのだ。