85.『酒肴酒』 吉田健一 光文社
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目次
1 舌鼓ところどころ
(食べものあれこれ
舌鼓ところどころ
旅
旅と味覚 ほか)
2 酒肴酒
(酒、肴、酒
日本酒の味
酒の話
食べもの遍歴 ほか)
参考になったところ
- 問題はそれを食べてうまいかどうかということであり、うまいものを食べたいのは我々の本能であるはずなのに、どっちがうまいかが仰山な議論の対象になったりする
- ゆっくり飲んだり、食べたりできない旅行は意味がない
- バーにあるのが人生だなどと、勿論、誰も思っていない。バーや飲み屋にはそんなものよりももっと貴重な酒があって、人生の方は我々がどこへ行っても、いやでもついて来る
- 行った先のことは着いてからに任せてこそ、旅行を楽しむ余地が生じる。実際、自分がいつも住んでいない場所には何かあるのかわからないのである