100.『ぼくらの頭脳の鍛え方』 立花隆・佐藤優 文藝春秋
ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書) 文藝春秋 2009-10-17 売り上げランキング : 868 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
目次
第1章 読書が人類の脳を発達させた―狂気の思想、神は存在するか、禅の講話
ブックリスト1 知的欲望に満ちた社会人へ―書斎の本棚から二百冊
第2章 二十世紀とは何だったのか―戦争論、アメリカの無知、スターリンの粛清
第3章 ニセものに騙されないために―小沢一郎、官僚は無能だ、ヒトゲノム
第4章 真の教養は解毒剤になる―マルクス、貧困とロスジェネ、勝間和代
第5章 知の全体像をつかむには―東大生・立花隆、神学生・佐藤優、実践読書術十四カ条
ブックリスト2 すぐ役に立つ、すぐ買える―文庫&新書二百冊
参考になったところ
- 戦争では、民族性も国民性も科学技術も文明も、すべてが凝縮されて表れます。戦争について知ることは現代人にとっても必須の教養でしょう(立花)
- ゲオポリティクス(地政学)が国際情勢を読み解く鍵だが、日本人はそれが欠けている
- 週刊誌の俗悪な記事をたくさん読んでいる人のほうが知恵がつく(立花)
- 古典には、知の共通基盤としての役割がある(立花)
- 物語だからいいかげんなところがあるのは当然なのに、人々が物語を唯一の真実と信じてしまうようになると、社会も国家もとんでもない方向に行ってしまうと思うんですね(佐藤)