101.『百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [オリジナル複写版]』


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参考になったところ

  • 消費は中毒である。一度習慣になると、これから逃れるのはむずかしい。今の時点でわれわれの未来にとって有利なことは何だろう。それはたぶん、自分が中毒であることを知っていることだ。消費が与えるのは瞬間の快楽であって、それと幸福とは違うこともわかっている。そのあたりから考え直すしかないだろう(池澤夏樹

感想

20世紀、人間はどんな愚かなことをしてきたのか。
それを100枚の写真と様々な著名人の文章で表現した本です。


この「オリジナル複写版」の前に、
「普及版」というのもちらっと読んだことがありますが、
ほとんど別の作品です。


写真はたぶん同じ写真を使っていると思うのですが、
本のサイズが縦横ともに「普及版」の2倍あります。
面積でいったら約4倍。
大きさによってこんなに伝わり方が違うのか、とびっくりしました。
写真家の思い、被写体の思いがひしひしと感じられます。
「オリジナル複写版」の方が圧倒的に読んでて打ちのめされます。


でも、その分このままではいけないと強く感じました。