180.『ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上)』 塩野 七生 新潮社

ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上) (新潮文庫)ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上) (新潮文庫)
塩野 七生

新潮社 2004-09
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メモ

  • このような状態になった場合、人は二種に分れる。第一は、失敗に帰した事態の改善に努めることで不利を挽回しようとする人であり、第二は、それはそのままでひとまずは置いておき、別のことを成功させることによって、情勢の一挙挽回を図る人である。カエサルは、後者の代表格といってもよかった

一言

ついにカエサルルビコン河を超え、ポンペイウスと覇権を争う。カエサルイタリア半島を掌握。一方、ポンペイウスは地中海へ。クレオパトラも出てきますよ。という第11巻。
個人的にはカエサル愛が強すぎて、ポンペイウスの扱いがぞんざいな気がしますが(笑)、この巻も読み応えがあります。