【信用にレバレッジをかける】 31.『世界一愚かなお金持ち、日本人』 マダム・ホー ディスカヴァー
世界一愚かなお金持ち、日本人 | |
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この本を読んだ理由
実体験に基づいた「本物のお金持ち哲学」を知りたかったから
参考になった箇所
- 世界のお金持ちは「信用」にレバレッジをかけることで、少ない投資から大きな富を築いているのです。
- 欧米式のゆとりあるライフスタイルには、「教養」「上手なお金の使い方」が伴います。しかし、今の日本人にはそれがないのです。その理由とした考えられるのは、(中略)下品で頭を使わない日本人が増えてきたことです。なんにおいても「簡単に」「てっとり早く」「わかりやすく」を重要視するようになった代償に、日本はずぼらな人で溢れかえっているように感じます。
- 仕事ができ高収入を得ているが、その収入に頼った生活を送る「お金持ち」と、お金や将来に対する不安がなく、人生や仕事を楽しむ余裕を持つ「お金持ち」は同じではない。
→仕組み化の徹底と、収入をひとつに頼らないスタイル
- 日本のビジネスにおける欠点は「ブランド志向」と「世間体を気にする」ことのように見えます。一方、米中ではお金持ちでも「節約は美徳」です。
- 賢いお金の使い方の大原則は、「資産価値があるものに使う」ということです。逆に言えば、「無駄使いとは、資産価値がないものに使うこと」と定義づけることができます。
- 若くてお金がないときから、あなたがすべきことはふたつあります。まず、日々の行動を通じて「信用」をつくること。次に、投資仲間をさがすこと。
- 子供の頃からきちんとまじめに生きてきた人は、「信用」という強力な武器を持っているのです。あとは、ビジネス書やセミナーなどで知識とノウハウを学び、行動力を身につけてチャレンジすれば、いつかは大きな花を咲かせる日が必ず来ます。
- 人生は他人と比較してはいけません。まして、今、成功してスポットライトを浴びている人たちも、最初はずっと下へ向かって、強い土台や根っこをつくってきたのです。このような時間と努力を惜しんではいけません。他人が享楽に身を投じていても、自分は自分。若いときにこのような「汗」を流さないと、年老いてから「後悔の涙」になってしまいます。
読んで思ったこと
タイトルの刺激的な印象からすると、中身はそうでもない。
ただ、非常にまともで、堅実な内容だと思う。
「信用」
「努力」
「節約」
「こつこつ」
そんな、親の小言に出てきそうな言葉が随所に出てくる。
しかし、近頃日本でこんなことを言う人はあまり見ないと思う。
テレビやネット、本の世界でも。
それを華僑やユダヤ人、アメリカの富裕層との出会いを通して
アメリカで成功してきた日本人が何度も何度も伝えようとしている。
将来に不安を感じているけど、その日暮らしになっている人(私も)。
成功本やノウハウ本を読んで、脳内リッチになっている人(私も)。
そんな人たちに当たり前のことを再認識させてくれる本。