116.『国家の崩壊』 佐藤 優 にんげん出版


国家の崩壊国家の崩壊
佐藤 優

にんげん出版 2006-02
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目次

1 ブレジネフ体制末期からゴルバチョフ登場まで
2 ペレストロイカが打ち出されるまで
3 ペレストロイカの本格的展開
4 諸民族のパンドラの箱
5 迷走するペレストロイカ
6 八月クーデターとソ連邦崩壊
7 社会主義の死亡宣告
8 昨日のソ連と今日のロシア

参考になったところ

  • 排除的ナショナリズムに対して、非常に警戒心を強くしているんです。要するに、民族感情、民族意識というのは、ちょっとさわり方を間違えると、物凄く感情を煽って、どんな合理性に反することでも平気で惹き起こすということです
  • 政治の言葉あるいは文学の言葉というのは、一部の人たちを長期間動かすことができるけれども、圧倒的大多数の人は、そういう言葉では長期間動かない。やっぱり生活の力は強い。その生活の力を知っていたのがエリツィンであり、知らなかったのがゴルバチョフ