134.『エンデの警鐘「地域通貨の希望と銀行の未来」』 坂本 龍一 河邑 厚徳 日本放送出版協会


エンデの警鐘「地域通貨の希望と銀行の未来」エンデの警鐘「地域通貨の希望と銀行の未来」
坂本 龍一 河邑 厚徳

日本放送出版協会 2002-04
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目次

対話・プロローグ エンデの遺言をどう読み解くか(坂本龍一×河邑厚徳)
第1章 未来を奪う経済学
第2章 地域通貨・さまざまな実践
第3章 地域通貨はどこへ行く?
論考 地域通貨から何が見えてきたか―実体経済貨幣経済の非対称性(森野栄一)
第4章 変わる銀行・生まれる銀行
第5章 オルタナティブな銀行が始まった
第6章 環境と共存めざす銀行・地域を支える銀行
対話・エピローグ 「お金と銀行」のこれからを問うこと(坂本龍一×河邑厚徳)


メモ

  • 友人を一人でも増やすことが人生の喜びですよね(河邑) まさにそうですね。それが喜びであるとともに、セキュリティでもあるわけです。安全というのかな。もしかしたら昔の人類社会では、それら共同体というようなものが、あるいは宗教というようなものがそういう役割を持っていたのかもしれない。それがどんどん解体されていって、宗教からも抜け出し、共同体からも抜け出して、非常に宙ぶらりんな孤独な人間たちがいるわけですね。そこにお互いにコミットメントできる間柄、これを友人関係と呼ぶのではないかなと、すごく実感しているんですけどね